読書

ぼくが逝った日  ミシェル・ロスダン著

暇に飽かして乱読をしている。というよりも、庭や畑に伸び放題の草木から目をそらしたくて、終日寝転がって本ばかり読んでいるというところだろうか。それにしてもおもしろい本にはなかなかぶつからない。と思っていたのだが、あるのですねえ素晴らしい本と…

「終わりの感覚」ジュリアン・バーンズ著

小説を読み始めるとき、近頃は必ずと言っていいくらい作者の生年や何歳のときに書いた作品かをチェックするようになっている。生まれた年が自分に近ければたいてい読んでみる。書いたときの年齢が自分に近ければ、絶対読んでみる。これはたぶん、私がいまの…