畑仕事

伏兵あらわる

有機農法の講演会を聞いてから、私は異様なほどよく働いた。早朝2時間余りの畑仕事。小梅を2キロ漬けた。1キロは塩と砂糖を使って、もう1キロは塩だけで。塩は少なめにしたが順調に梅酢が梅を覆ったので、紫蘇を入れて暗い場所にしまい込んだ。そうだ醤…

有機農業、勉強会

上田に行ったときに、偶然に有機農業の講演会のチラシを手に入れた。最近はチラシ類もずいぶん色とりどりだが、このチラシは水色の紙に墨一色、しかも昔懐かしい手書きで楽しいイラストが添えられている。一枚しか残っていないチラシを手に取って、まず講演…

畑のよろこび

今年の畑はどうしようか。キウリは作らないことにしよう。うちではいつもちょっとみじめなものしかできないし、歩いて10分ほどの駅の無人販売で、毎朝持ち込まれるおいしいキウリが山ほど手に入る。 ナスもやめておこうか。3年ほど前に水ナスというのがとて…

サツマイモ収穫

昨日と一昨日、サツマイモを収穫した。今年で3回目だが、やっとサツマイモの生り方がわかった気がした。一回目は4年前だったか、福島原発事故の影響がいちいち心配だったころだ。根菜は地中の放射性物質を吸収しやすいと聞いていたので、市役所の計測器で…

野菜情報

午前中、原稿を書こうとしているとチャイムが鳴った。机上のアイホンのボタンを押すと「××です」と、名前が切れた応答が聞こえた。だが声の様子から親しい友達だと推測できたので、階段を駆け下りて玄関のドアを開けた。杉田さんだった。 大分の親戚から送っ…

キビを収穫

キビの穂を厚めのビニール袋に入れて、ゴムのハンマーで叩く。 叩きながら、用途も分からないままだったが、このゴムのハンマーを買っておいてよかったと、知らず知らず口元が緩む。あれはこの人口4万足らずの小さい町に引っ越した年のことではなかったか。…

キビを収穫

今年も10月に突入。 けれど9月があまりにも雨が多くて、まるでなかったような気がする。私は毎朝ジョギングか速足のウォーキングをして、大体の距離を記録している。何もしなかった朝は、しなかった理由を「寝坊」とか「雨」とか書いているのだが、なんと11…

おすそ分け

つれあいのヒデさんが水曜日恒例の筋トレに出かけたと思ったら、すぐに戻ってきた。また忘れものだろうか。でも取りに戻ったなら上等と言うべきだ。たいていは忘れたままどこかに出かけて、財布がなかったカードがなかったなどと、用事もたさずに戻ってくる…

ビーツ収穫

ビーツが採り時になったようだ。試しにひとつ、あまり大きくないのを採ってきた。素焼きの釜に入れて、弱火にかける。こうすると表面があまり焦げずに、なかまで柔らかくなるのだ。 この素焼きの釜はとても便利だ。コメリという、関東甲信越地方数県に店舗を…

狸と闘う

今年初挑戦している大玉のトマトが色づいてきた。 八百屋で売っているのとの大きな違いは、無農薬無化学肥料で育てているのはもちろんだが、真赤に熟れてから収穫するところにある。そのおいしさといったら、たまらない。 そこで難しいのが採り時だ。朝夕見…

畑三昧

このところ畑三昧だ。 今年は様々な挑戦をしてみた。ビーツや香菜は昨年もうまくいったので、今年も順調にとりかかった。それ以外に手を出したものが、山ほどある。 まずクコ。この漢字が出てこないなんて腹が立つが、「木偏に句」と「木偏に己」だ。赤い実…

ビーツを播く

花粉症の季節が終わるのを、いまかいまかと待っていた。 この冬は、室内で足踏みふうのジョギングを毎日欠かさずにやった。だから早く戸外で腕だめしならぬ脚だめしをしてみたかった。もうひとつは、畑仕事だ。 裏の窓から見ていると、もう畑仕事が始まって…

トマトケチャップ をつくった

私の畑は、日当たりといい土といい、条件はとてもよいはずだ。けれどもなんせ腕がよくない。それで作物の育ちは、すべて自然の恵み次第だ。 今年は何もしないのに芽が出て育ったカボチャが3本あって、大きいカボチャが6個も獲れた。はてさて、どうやったら…

ビーツ を収穫

一見草だらけの私の畑でも、野菜は育っている。 今日はビーツを収穫した。私はビーツと香菜(シャンツァイ)を食べたいばかりに、畑仕事をしているのかも知れない。いちばん大きいビーツをひとつ収穫する。こうやって大きくなった順に1個ずつ取って食べるの…

種まきの季節

信州にも遅い春がやってきた。 福寿草、クロッカス、水仙と春到来を告げる花が咲き出すと、その後は競うようにあちこちで色々な花が開く。と思うと木々も芽吹きはじめ、ほどなくあたりの山々も笑いだす、というわけだ。 そんなようすを見ながら、畑仕事を少…